育毛の仕組み

育毛剤の仕組みを理解しやすくするために、まず育毛の仕組みを紹介します。

人間の毛髪は、頭皮の表面に出ている毛幹と頭皮内部にある毛根の2つの部分に分けられます。

そして、毛根の根元のふくらんでいるところを毛球、毛球の中心の窪みの下の部分を毛乳頭といいます。

この毛乳頭で栄養分を吸収し、毛球内部にある毛母細胞に行き渡り、細胞分裂を繰り返しながら毛髪が作られます。それが上の方に押されることにより毛髪が成長します。




ヘアサイクル

髪が成長するまでには、男性で3年〜5年、女性で4年〜6年かかります。

細く軟らかい髪が徐々に太くなり、ハリのある硬い髪に成長します。この時期を「成長期」といいます。次に、成長が鈍くなる退行期と呼ばれる時期が3週間ほど続きます。最後に、髪の成長が止まる休止期に入り、髪は抜けます。休止期は大体4か月〜6か月続きます。

そして、しばらくするとまた新たな髪が生えてきて、成長期→退行期→休止期と同じサイクルを繰り返します。

このヘアサイクルを考慮すると、健康な髪でも1日に50本から100本は抜けることになります。


育毛剤の仕組み

化粧品や医薬品メーカーからたくさんの種類の育毛剤が販売されています。

現在市販されている育毛剤の仕組みを見てみると、大きく2つのタイプに分けられます。1つは毛根に刺激を与え、血行を促進させるタイプです。もう1つは、栄養を頭皮全体に行き渡らせ、発毛を促すタイプです。

育毛剤に使用される成分の働きは、男性ホルモンの抑制、過剰分泌された皮脂の除去、血行の促進、毛母細胞の活性化、頭皮の栄養状態の改善などに分けられます。

毛母細胞は、髪に栄養を運び、髪を育てるためには重要な部分で、ほとんどの育毛剤は毛母細胞に働きかけるものです。

したがって、頭皮内に毛母細胞が存在していれば、育毛剤の使用により、育毛の効果を期待できます。しかし、何らかの原因により毛母細胞が消失してしまった場合、育毛剤の効果は期待できません。

また、育毛剤に使用されている成分によっては、副作用が起こるケースがあることも、頭の中に入れておきましょう。